EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】
こそこそ話していたらルカとカロンもこちらにやって来た。
悩んでもわからないのでオーレリアンと同じ側に行こうという考えだ。
「お、魔冬氷河お気に入りの小動物発見」
「え!?じゃあ、あいつも参加してるの!?」
キョロキョロ首を動かして周りを見るルカ。
オーレリアンと氷河の睨み合いを見つけた彼は呆れ顔でぼやいた。
「うわー。張り合う気かよオーレリアン」
とその時。
『よろしいですか?正解を発表します』
静理の声が響いた。
今回は人数が丁度半分に分かれ、〇も×も十一人。
さて正解はどちらだろうか。
『正解は、〇です』
〇側から歓声が上がった。
『日本の創世祭は今年で丁度二百回目を迎えます。ちなみにヨーロッパの方は百年早いので三百回目です』
歴史教師の顔で解説する静理。
その声を聞きながらオーレリアンは不敵に微笑んだ。
腕を組んでいる氷河も、当然の結果に満足そうな表情をしている。
「やった!正解だったね」
嬉しそうにぴょんと跳びはねる月那。
小鳥もニコニコして頷いた。
『×を選んでしまった方はここで脱落となります。速やかにステージから降りて下さい』