EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】
滑って湯の中へ倒れそうになる小鳥をオーレリアンがとっさに支える。
しっかりと小鳥の背中を抱きかかえ、溺れないように引き上げた。
「あ、ありがとう…」
「ハァ……ったく。お前は鈍臭いんだから気をつけ…」
最後まで言えずにオーレリアンは小鳥の身体に注目した。
(ん?どうしたのかな?)
オーレリアンの視線が気になって自分の身体を見てみる。
と、巻いていたタオルが解けてオープン状態になっている胸が見えた。
「………」
固まって声も出ない小鳥。
「………」
沈黙して小鳥の胸をジッと見つめるオーレリアン。
三秒後、小鳥は爆発した。
「……き…きゃあああっ!!!!!!!」
「うるさい。離れてやるから落ち着け」
小鳥から手を放し、オーレリアンはチャプンと首まで湯に浸かる。
その隙に小鳥はタオルをしっかり巻き直した。
「家畜の身体なんて……見慣れてるはず、なのに…」
ほんのり顔を火照らせて言葉をこぼすオーレリアン。