EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】
「お前は…違うんだな。なんかムラムラする」
「えっ!」
「というかお前、胸小さいな。母様はもっとあった」
「ふえっ!?」
赤くなったり青くなったりしながら恥ずかしさで小鳥も首まで浸かる。
そんな彼女を横目にオーレリアンはコホンとわざとらしい咳ばらいをした。
「まあ…小さいけど形は良いんじゃないか…?」
照れつつも小鳥のために最大限のフォローをする。
「……綺麗だった」
小さく呟かれた褒め言葉。
まさか褒められるとは思わず小鳥が目を見開いてのぼせそうになっていると、バタバタと複数の足音が聞こえてきた。
そして勢いよく浴室の扉が開かれる。
「小鳥!!無事!?」
「スゲー悲鳴だったぜ小動物」
「何があったんだマドモアゼル…!」
血相変えて駆け込んできたルカ、カロン、フェオドール。
「僕のプリマドンナを鳴かせてる奴、誰?」
「不法侵入者にはムチ打ち百回、かな」
ナイフをちらつかせる白魔に、ムチを構えた静理までやって来た。