EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】
「小鳥はお前の母様である前に僕の女なんだぞ。吸う権利は僕にある。だから狡くない」
「ねえねえ母様、ボクにも母様の血を舐めさせて。お願い」
「おい、父様の話聞いてるかお前」
オーレリアンは小鳥に擦り寄るセレスタンの首根っこをむんずと掴んだ。
「痛いよ、父様!」
「お前が母様を押し倒そうとするからだろ。離れろ注射するぞ」
「注射はヤダ…。母様助けて!父様、イジメっ子なんだ」
言いながらムギュッと小鳥に抱き着くセレスタン。
そんな息子の頭を撫でながら小鳥は苦笑する。
(小さい頃のオーレリアンもこんなに甘えっ子だったのかな?)
考えていると、セレスタンにペロッと肌を舐められた。
「ひゃ!?セレスタン!?」
「ん…やっぱり母様の血って美味しい」
「……おい、クソガキ。ちょっと表出ろ」