EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】
「は?今お前、なんて言った?」
あれからレジを済ませ、ベンチがある休憩スペースまでやって来た二人。
買い物袋をベンチに置いて、オーレリアンが小鳥の言葉を聞き返す。
「だから…そのっ……生理、用品を…買いたいので…」
「……メスブタお前…。男の前で下ネタ言うとか、とんだ痴女だな」
「ネタじゃなくて、切実に買いたいんです!」
男に生理用品の重要さはわからないだろう。
小鳥は頬を熱くしながら言った。
「すぐ買って来ますからオーレリアンさんはここで待ってて下さい」
一階の端っこにトイレットペーパーや石鹸、生理用品などを売っている場所がある。
ダッシュで買って戻って来よう。
そう決めて小鳥が駆け出そうとした時だった。
「待ちなよ」
「え…?」