EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】
呼び止められて振り返ると、真剣な表情のオーレリアンがいた。
「僕も行く」
「え…ええ!?あの…!そんなわざわざ…!」
「うるさいな。ピーピー喚くなよ」
うっとうしげに眉根を寄せながら食糧品の袋を手に持つオーレリアン。
「ちょっと目を離した隙にお前に何かあったらどうすんだ馬鹿」
「あっ……」
(それって…心配してくれてる…?)
嬉しくて顔をほころばせる小鳥に対し、オーレリアンは上擦った声でツンデレを発揮した。
「べっ、別に…メスブタの心配してるんじゃないから。僕の責任だとか、後からあいつらにグチグチ言われるのが面倒なだけ。勘違いしないで」
「はい…!じゃあ一緒に行きましょう」
「だからなんでそんな嬉しそうなんだよ…。クソむかつくっ」