EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】

「ハァ…やっとキスできた…。本当なら勢いであの時してるはずだったのに…」

「えっ!?いつですか!?」

「お前の歓迎パーティーを開いた時。ルカのことばっか気にするお前にイラツいたから壁ドンしてキスしてやろうと思ったのにアホ猿アルトに邪魔された」

そういえばパーティーの時、壁際でオーレリアンと二人きりになった時間があった。

思い出して胸を高鳴らせている小鳥に、オーレリアンは覆いかぶさったまま「ねえ」と呼び掛ける。

「もっとしたい」

「もっ、もうダメです!」

「なんで…」

しゅんとするオーレリアン。

「っ…!そんな…捨てられた子犬みたいな目で見てもダメなものはダメですよ!」

「今日はもうダメってこと?なら明日ならいい?」

「なんでいきなりそんな積極的なんですか…!?」

「心許したからに決まってるだろ馬鹿」


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