EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【フェオドール編】
そして結果は…。
「なんで僕が!?絶対出ないって言っただろ!」
「俺、が…?女装?考えられないよ」
「あー、衣装あるかな」
ジャンケンに負けたオーレリアン、静理、カロン。
この三人が女装コンテスト参加となった。
対して勝ち組のルカ、白魔、フェオドールがイケメンコンテストに出場決定。
「良かったー。とりあえず、難は逃れた感じ」
「何安心してるのさルカ。君なんてイケメンコンテストに出ても戦力にならないんだから静理と交替したら?」
「絶対ヤダ!!」
白魔とルカが話す横で、小鳥はフェオドールを見つめた。
「フェオさん、大丈夫ですか?コンテストなんて…」
「年齢制限はないみたいだし、大丈夫です。それより、小鳥さん。ちゃんと見ていて下さい。俺、頑張りますから」
ふわりと微笑んでから背伸びをした彼は、小鳥の耳元に口を寄せる。
「一緒に温泉、行きましょうね」
甘い囁きがくすぐったくて、小鳥はちょっぴり身を震わせた。