EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【静理編】
「はあ?お前ら耳腐ってる?僕がいつメスブタと一緒に食事したいなんて言った?」
「こと、り、ちゃんの、ことは……」
弱々しい声が響く。
皆、ハッとして静理を見た。
「俺に……任せて……くれない、か……」
「へぇ……君に?任せろって?」
白魔が冷めた目で静理を見下ろす。
するとフェオドールが割って入った。
「白魔、静理に任せるべきだと思う」
「なんでさ。どうしてそう思うの?小鳥は、自分を殺した相手の顔なんてもう見たくないと思ってるかもしれないよ?」
「……逆に、いきなり変わってしまった自分を俺達に見られたくないと思ってる可能性もある。闇人になったばかりで混乱しているだろうから、本人が落ち着くまで外野はそっと見守るべきだ」
意見が分かれ、バチバチと睨み合う。
これは平行線になりそうだ。
そう思ったルカは素早く挙手した。
「はい!俺も、静理に任せるに賛成!今の静理は小鳥を傷つけるようなことしないと思うし。カロンはどっち派?」