EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【静理編】

まるで、昔の自分のよう。

静理は続きの言葉を飲み込むと、やっと視界に小鳥を映した。

「ごめんね、小鳥ちゃん。このシャツは捨てるから、洗わなくていいよ」

「あ……はい…」

「ハハッ、人間に気を遣う静理って新鮮だね」

「それよりさ、出荷指示書来てたよ。白魔が持ってる」

「えっ、見せて」

静理が仕事モードの表情で白魔から書類を受け取る。

そしてざっと内容を確認した。

「調教済みの人間、十二歳から十五歳までの少女三人と……ん?調教済みじゃない健康的な少年一人?相変わらず悪趣味だね…このお得意様は」

「楽しそうじゃない。どんなことして遊ぶんだろうね?反抗的な人間でさ」

書類を覗き込んでくる白魔をどかして静理は立ち上がった。

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