EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【白魔編】
優しく頭を撫でられて、小鳥が嬉しそうに目を閉じる。
そんな小鳥の様子に加虐心をくすぐられたのか、白魔はニヤリと笑んで彼女の耳に口を寄せた。
「次は下だよ。できる?」
甘い声音で囁けば、小鳥の耳がボッと赤くなる。
「むむむりです下は…!」
「小鳥は僕のパンツがどんなのか興味ないの?」
「ええ!?」
知りたいような、知りたくないような。
(白魔さんのパンツ…)
いつも家で兄弟達の下着を洗っている小鳥だが、誰が誰のかまでは把握していない。
あまり見ないようにして洗濯機にポイするし、下着よりもシャツにつく血を手洗いするのに一生懸命なのだ。
(ど、どんなのなんだろう…?)
僅かな興味。
答えは脱がせばわかる。
「~っ!!」
声なく葛藤している小鳥を見て白魔はクスッと笑った。
「小鳥、下着だと思うから恥ずかしいんだよ」
「へ…?」
「水着だって思えばいいのさ。大差ないんだから」
「水、着…?」
「そう。女性だって下着を見られるのは恥ずかしがるくせにビキニは良いんでしょ?本当、意味わからないよね。あの露出度、下着とおんなじじゃないか」