EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【白魔編】


 白魔のことが終わると小鳥は一人でシャワーを浴びた。

洗いたがる旦那様をなんとか追い出してちゃっちゃと済ませる。


(ふう、サッパリしたー)


カゴの中に用意されていた白いバスローブを着て寝室に戻ると、白魔がベッドに寝そべって待っていた。

「ああ、やっと出たね。おいで、僕のプリマドンナ」

手招きされてベッドに近寄る。


(ベッド、一つしかないんだ…)


ダブルベッドなので二人寝など余裕だろうが、小鳥が案じたのはそこじゃない。

白魔に手を引かれ、彼の胸に倒れ込みながら、真っ赤になってこの先の流れを考える。

「小鳥…」

「ひゃ…!?」

はむ、と耳を甘噛みされ小鳥の肩がビクリと揺れた。

白魔の優しい腕が小鳥を確かめるように絡みつく。


「子供は何人欲しい?」


問われた内容を理解し、更に熱が集中する小鳥の顔。


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