EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】
「それより、どうして俺と白魔は突然ペンギンに攻撃されたのかな?というか、これ……本当にペンギンかい?」
「静理、悩むとこじゃないから。普通ペンギンは目からビームなんて出さないでしょ。大方、ルカが作ったロボットさ」
大正解の白魔にルカが大きく頷く。
その時ふと、小鳥はどんなロボットにするかルカと話していた時のことを思い出した。
ーー白魔を感知したら目からビーム出すとか!
確か、ルカはそんなことを言っていた。
そして小鳥は否定したはずだ。
「ルカくん、本当に作っちゃったの……?目からビームはやめることになったんじゃ……」
「やっぱり白魔は危険だから、作るべきかなって考え直したんだ」
「へぇ……ルカ、君が僕に喧嘩を売ってるのはよくわかった」
黒い笑みを浮かべてナイフを握る白魔。
すると、すかさずペギーが反応した。
『ハクマ、もう一回迎撃するヨ。避けンじゃネーぞコノヤロー』
「言うね、クソロボット。製作者と同じくらい性格悪いんじゃない?」
白魔がペギーに向かってナイフを構えたので、小鳥は慌ててペギーに喋りかける。
「ペギーくん、白魔さんに酷いことしちゃダメだよ……!」