EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】
「機械が好きなんですか?棚にもロボットがいっぱいありますよね」
そう言って棚の方を見る。
小鳥の視線がそちらに向けられ、ルカはわかりやすく照れた。
「う、うん。そこにあるやつ、ほとんど俺が作ったオリジナルで。今も次の作品に使えそうなアイディア浮かんだから、メモってたんだけど……考えてるうちに寝てた」
「えっ!?これ、ほとんどルカくんが作ったんですか!?買って集めるのが趣味とかではなく!?」
「いや、作るのが趣味」
「わぁ……スゴイですね!」
瞳をキラキラさせてルカとロボットを見る小鳥。
その裏のない純粋な眼差しにルカは心をくすぐられる。
「……あの、さ。良かったら、小鳥に作ってあげるよ」
「えっ?」
「なんかリクエストある?」
「い、いえ!私なんかそんな!わざわざルカくんの時間を削るようなこと……!」
「そんなこと気にしなくていいから。俺が作りたいだけだし。……で、どんなのが良いとか、ある?」
「ど、どんなの……?」