EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】
小鳥は返事に困り、チラッと棚に並ぶ動物達を見つめた。
犬や猫、フクロウ、コアラ、クマ、ペンギン。
「……動物、なら……なんでも」
「フォルムは?カッコいい……よりは、可愛い感じ?」
「そう、ですね。可愛い方がいいです」
「会話はできた方がいい?」
「会話!?できるんですか!?」
「それなりに。まあ、哲学語れとか言われたら無理だけど」
「なら……お願いします」
「了解。あと何か欲しい機能とかある?例えば、目覚まし機能とか……いや、これは普通過ぎて面白くないな。もっとなんか変なのでいいんだけど。あ、そうだ!白魔を感知したら目からビーム出すとか!」
「白魔さんに壊されちゃいますよ!」
「あー、確かに。いい案だと思ったんだけどなぁ」
冗談かと思いきや本気で悔しがっているルカに、小鳥は思った。
(目からビーム、できるのかな……?)
作ろうと思えば可能なのだろうか。
怖くて訊けない小鳥だった。