虹色の香り


「俺を…俺、を…
 なぁ。帰って来てくれよ。
 そして俺の目の前で謝ってくれよ。
 そしたら許してやるから。
 生きて帰って来いよ」


抱き締めようとした手を
あたしは抑えてしまった。

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