EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【カロン編】
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「なあ、アルトはさ。どんな時に発情する?」
「ん~?いきなりぶっちゃけトークだね。どうしたのカロン」
「いや…まあ。色々あって」
今日は一日仕事の日。
ボイストレーニングが終わり、これから移動してダンスレッスンという時だった。
カロンが悩ましげな表情でアルトに問い掛ける。
「そうだなぁ…。ムラムラするのは、やっぱり可愛い女の子と一緒にいる時っしょ!」
ニッコリ笑顔で言ったら蜜莉に冷たい眼差しを向けられた。
「アルト最低。女ったらし」
「ハニーヒドイよ!」
「で?カロンの悩み事は何?僕で良かったら相談に乗るよ。アルトよりはマシな答えをあげる」
「…んじゃあさ、蜜莉はペットに欲情したりする?」
「………それは…君の場合、小鳥のこと?」
コクリと頷くカロンを見上げて蜜莉は唸りながら胸の前で腕を組んだ。
「僕の場合はペットとか関係なく、好きな子にならする。好きな相手がペットっていう立場だったらカロンの質問にはYESって答えるよ」