☆ゲット・ビッガー☆

「．．．もうバレちまったしな。」




そういって、柄でもないのに地面にひざまずいて片足を立てる、冬真君。




「冬真君、なにして．．．」



「いいから、だまってろ。

．．．おまえにいろいろ言われると、照れるんだよ。///」




静かに深呼吸をしてから、冬真君はジッと私の眼を見つめた。




「篠原．．．日葵さん。


俺との『永遠』を．．．じゃなくて、

えっと．．．」




冬真君のこんな不器用なところも、私が好きなところ。




「．．．おまえを一生、幸せにしたい。

あなたの『永遠の愛』を、俺にくれませんか？


．．．というか、ください。」




「ふふっ。」



「．．．人が必死にやってんだから、笑うなよ。/////」




初恋の人で、初めての弟で、初めての恋人で。


私の心をすべて奪った、ワガママな人。



その人がいま、私の恋の『最初』で『最後』の人になろうとしている。




「．．．それで。

返事は？」




もちろん、私の返事はというと。






「．．．あなたじゃなきゃ、絶対イヤです。」