☆ゲット・ビッガー☆
冬真君の顔を見上げると、剛をキッと睨みつけた冬真君は、フッと鼻で笑った。
「お前って、どんだけバカなの?」
「はぁ?!」
さらに眉間にしわを寄せて怒りを表す剛に、ワルそうな笑みを向ける冬真君。
「こんだけ見ても、わかんないわけ?
日葵と、俺の関係が。」
「...はぁ?」
「ちょ、冬真君!
なんてこと...」
驚きのあまり状況理解不能な剛に、慌てて否定しようとする私の言葉を、優しい笑顔を向けながらさえぎる冬真君。
「ち、ちがうの!
そういうんじゃなくて...」
「日葵。別に隠さなくったっていいだろ。
どうせバレたことなんだし。」
(な、なにぃ~?!
バレたもなにも、まだ何も隠してないしっ!!)
冬真君をジッと睨むが、優しい笑顔のままの冬真君は、ちっとも動じない。
「日葵は俺の、ガールフレンドだろ?」
「なっ、なにを!!///」
冬真君のその一言に、剛が表情を曇らせる。
「日葵、やっぱりお前...」