俺様な生徒会長とヘタレな私【短編】
「失礼します。」
柴田くんの後に生徒会室に入る私。
シーンと静まり返っている生徒会室。
ん?誰もいないの?
えっ…まさか柴田くんと二人きりですか…?
うそーん!
「えぇ…っと…。柴田くん?今日は私は何をすればいいのかな?」
長テーブルにカバンを置いた柴田くんは、生徒会用の引き出しから紙を取り出しそれを私に渡した。
「これ、清書して。」
「…へ?
清書は木本さんの仕事でしょ?何で私が…」
柴田くんから受け取った紙に書かれている文字は柴田くんの字だった。
「たま子の方が早いからな。」
そう言われて字を見て納得する。
柴田くんの字はくせ字というか…読みにくいんだよね…。書記の木本さんという子は柴田くんの字を解読できないみたいで…。だからって読めない字を何度も聞きに行くと、ものすごく機嫌悪くなるらしいのね。
タチ悪いよね!
柴田くんがもう少し丁寧に書けばいいのにさ!木本さんに同情するよ!
私は生徒会の人たちよりは柴田くんの字を解読できるらしい。
ということで、柴田くん専属清書係みたいになってるんだ。
柴田くんの後に生徒会室に入る私。
シーンと静まり返っている生徒会室。
ん?誰もいないの?
えっ…まさか柴田くんと二人きりですか…?
うそーん!
「えぇ…っと…。柴田くん?今日は私は何をすればいいのかな?」
長テーブルにカバンを置いた柴田くんは、生徒会用の引き出しから紙を取り出しそれを私に渡した。
「これ、清書して。」
「…へ?
清書は木本さんの仕事でしょ?何で私が…」
柴田くんから受け取った紙に書かれている文字は柴田くんの字だった。
「たま子の方が早いからな。」
そう言われて字を見て納得する。
柴田くんの字はくせ字というか…読みにくいんだよね…。書記の木本さんという子は柴田くんの字を解読できないみたいで…。だからって読めない字を何度も聞きに行くと、ものすごく機嫌悪くなるらしいのね。
タチ悪いよね!
柴田くんがもう少し丁寧に書けばいいのにさ!木本さんに同情するよ!
私は生徒会の人たちよりは柴田くんの字を解読できるらしい。
ということで、柴田くん専属清書係みたいになってるんだ。