rainy love【超短編】


……。


あれ?
痛みが一向にやってこない。


というか、つねられてないし
触れられてもいない。


恐る恐る目を開けると…


トシヤくんが私を見てニヤリと笑った。
…あっ、もしかして⁈


「トシくん!私を騙したの⁈もぉ…」


喋りかけて言えなくなる。
近付いてきた、トシヤくんの顔…。




チュッ




一瞬のできごと。




「仕返しだよーん。」




トシヤくんはニヤッと笑ってピースサインを作った。








キス…された⁈










あまりに一瞬のことだったので…。










不満です‼︎







「ダメ。そんなんじゃ!」


私はトシヤくんを睨んだ。


「えっ⁈」


怯むトシヤくん。


私はトシヤくんの腕を掴んだ。



「もっと…


ちゃんとしてくれないと…


仕返しにならないよ…?」




トシヤくんの顔が一瞬で真っ赤に染まった。


「…ホント、君には敵わない。」







そして、トシヤくんは私に


長くて


甘い


キスを落としたのでした。






私の可愛いトシくん。



これからもよろしくね。







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