青空の下月夜に舞う 2
私が戻ると、既に注文の品がテーブルに並んでいて。


「すいません、遅くなりました」


そう口にしながら、元の位置に座ると、私も箸を手に料理を口に運んだ。



当たり前だけど、何があった、なんて聞かれる事はなく。

この後デザート食べたいけど、ファミレスって何気にデザート高いよねって、話になり。

食べる訳じゃないけど、メニューに載ってあるデザートを、せーので指差したりした。


食べ終えて暫く話していたけど、流石にドリンクバーだけで何時間も居座るのは気が引けて。

さゆりさんと、裸女以外は昨日の服のまんまだから、着替えたいって事になり、ファミレス前で解散する流れに。


裸女は連絡をして迎えを待つらしく、私は家が近いから、一緒に迎えを待つ事にして、さゆりさん達に手を振った。

「また遊んでください!」

と口にする私に、柔らかく微笑んださゆりさん達。

私の頭をグチャグチャに撫でると、笑いながら帰っていった。
< 110 / 308 >

この作品をシェア

pagetop