青空の下月夜に舞う 2
次に止まったのはコンビニ。

降りたのは響だけで、「降りるか?」の声に、首を横に降った。


重いため息を吐き出すと、今からどうするんだろう、と疑問が過る。


普通に、ご飯?
つか、コンビニ何で寄ったの?

そうこう考えていると、響は戻ってきて、車は再び走り出した。



何処にいくのかな。
ファミレス?それともファーストフード?
まさか定食屋……?

に、似合うけどさ。


頭の中で喋りまくってはいるけど、次に車が止まるまで、お互いに口を開く事はなく。


「え?へ……?ここでいいの?」

「ああ」


着いたのは慶太郎の家。

エンジンを切ったから、降りるので間違いないだろうけど。鞄を持ち、車から降りると、運転席から扉が閉まる音がした。
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