青空の下月夜に舞う 2
「あひ、や、ははははっ!ヤバイ、もう、ダメだって……ひゃひゃはは!」
「仕掛けたのはお前だろ」
攻撃の手は緩められる事はなく、もう全身がくすぐったくなった様に笑い声を上げる。
何も考えてなかった。
それぐらい静かで。
響き渡る、自分の笑い声に、“音”が、かきけされていたのか。
私が響にちょっかいかけていなければ、異変に気付けていたかもしれないのに。
この時私は、数秒後背筋が凍る思いをするなんて、想像すらしていなかった。
静かに。開かれた扉にさえ、気が付かなかった。
「仕掛けたのはお前だろ」
攻撃の手は緩められる事はなく、もう全身がくすぐったくなった様に笑い声を上げる。
何も考えてなかった。
それぐらい静かで。
響き渡る、自分の笑い声に、“音”が、かきけされていたのか。
私が響にちょっかいかけていなければ、異変に気付けていたかもしれないのに。
この時私は、数秒後背筋が凍る思いをするなんて、想像すらしていなかった。
静かに。開かれた扉にさえ、気が付かなかった。