俺のSPはくの一女子高校生

皇は笑顔のまま氷つき、幹部の皆さま方は目が点だ。

そんな皆さんをみながら食べるハンバーグはいつもより美味しく感じるから不思議。


「……朔夜くん、もう少し悩んだりしないの?」

「しないね。他あたってください」

「ぷっ、はははは!ここまで即答で断る奴は初めてみた!やっぱり、おまえ鬼龍に入れ」

「だからいやですってば」


笑いながら鬼龍のリーダーらしき男が俺の背中をバンバン叩く。

地味に痛い。


「やめてください」

「あ?地味子ちゃん、この手は何?」


楓が鬼龍のリーダーの手首を掴んでいた。

俺が痛がっていることに気付いてとめてくれたのか。

けど、楓。そんな睨んでたらケンカ売ってるようにみえるんだが……。
< 27 / 80 >

この作品をシェア

pagetop