俺のSPはくの一女子高校生
皇は笑顔のまま氷つき、幹部の皆さま方は目が点だ。
そんな皆さんをみながら食べるハンバーグはいつもより美味しく感じるから不思議。
「……朔夜くん、もう少し悩んだりしないの?」
「しないね。他あたってください」
「ぷっ、はははは!ここまで即答で断る奴は初めてみた!やっぱり、おまえ鬼龍に入れ」
「だからいやですってば」
笑いながら鬼龍のリーダーらしき男が俺の背中をバンバン叩く。
地味に痛い。
「やめてください」
「あ?地味子ちゃん、この手は何?」
楓が鬼龍のリーダーの手首を掴んでいた。
俺が痛がっていることに気付いてとめてくれたのか。
けど、楓。そんな睨んでたらケンカ売ってるようにみえるんだが……。