俺のSPはくの一女子高校生

「よっ、ほいっと」


次々と隣の木へと飛び移っていき、下にいる鬼たちを翻弄する。

時々地面に降りたりするが、全て紙一重で避けていった。


「くっそ!猿みたいにすばしっこい奴め」


開始10分も経ってないのに、すでに鬼龍は息を乱していた。

鍛え方が足りないね。

俺はまだまだ余裕だ。だてにほぼ毎日楓と特訓してない。


「ギブアップする?」

「するわけねぇだろ!」

「さすが鬼龍だ」


俺は再び走り出した。

タイムリミットまで楽しませてもらいましょうか。
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