俺のSPはくの一女子高校生
「月神 朔夜には何も話していないようですね。貴方が最強最悪の忍びの一族、風魔一族の末裔だということ」
「やめて!!」
今まで聞いたことのない楓の大声に辺りがしん……と静まる。
「お願い……やめて……」
声を震わせながら言う楓に猿飛は「わかりました」と言った。
「今日のところは引きます。ですが、さっきの話し考えておいてください」
猿飛は背を向けどこかにいってしまう。
「楓……」
呼びかけても反応はなく、しばらく猿飛が去った方向を見ていた。