俺のSPはくの一女子高校生

「月神 朔夜には何も話していないようですね。貴方が最強最悪の忍びの一族、風魔一族の末裔だということ」

「やめて!!」


今まで聞いたことのない楓の大声に辺りがしん……と静まる。


「お願い……やめて……」


声を震わせながら言う楓に猿飛は「わかりました」と言った。


「今日のところは引きます。ですが、さっきの話し考えておいてください」


猿飛は背を向けどこかにいってしまう。

「楓……」

呼びかけても反応はなく、しばらく猿飛が去った方向を見ていた。
< 59 / 80 >

この作品をシェア

pagetop