すでに恋は始まっていた
そして…


「ここか…」


位置情報が示しているのは目の前の倉庫だと思う。


深呼吸をしてドアノブに手をかける。


ギィーー


錆び付いたドアを開けた。


「泉⁉︎葉月⁉︎…と疾斗?」


なんとそこにいたのはその3人だった。


(もしかして疾斗が2人を襲ったの⁉︎)


「疾斗、まさかとは思うけど…」


「違う違う!こいつは私達を助けてくれたの」


泉が否定した。

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