すでに恋は始まっていた
その言葉を聞いた瞬間、泉が素早く目を閉じた。


私は目を閉じられると心が読めなくなるの。


泉はそれを知っていた。


でも…


「残念!葉月が無防備!」


私は葉月の目を見た。


《学校帰りに泉の家で励まそうパーティーするなんて絶対言えないよ〜》


「私を…励ますパーティー?」


(もしかして…昨日のことがあったから…?)

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