すでに恋は始まっていた
目的のお店があって歩いてるのかと思ってたけど…


(さっきからただうろうろしてるだけの気がする…)


ずっとついて行っているけど、1階に行ったり3階に行ったり…何がしたいの?


「そういえば、何買いたいの?」


ストレートに聞くと、違った場合に私がからかわれると思ってそれとなく聞いてみた。


「妹の誕生日プレゼントだよ」


「疾斗妹いたんだ!いくつ?」


(疾斗に妹って…ちょっと想像できるかも…)


疾斗がかなりのイケメンだから妹もきっと美人なんだと思う。


「14歳になるんだ。日菜に手伝ってもらえばいい物買えると思って」


(なるほど!女子は何が欲しいかわからないから手伝ってってことね!)


「う〜ん。中学2年生なら…アクセサリーとかいいんじゃない?」


「よし!それにする」


(はや!)


「じゃあ今1番人気のアクセサリーショップに行こっか!」


私達はお店に向かった。

< 115 / 363 >

この作品をシェア

pagetop