すでに恋は始まっていた
「じゃあ…」


そう言って疾斗が手にとったのはピンクのイヤリング。


「これなんかどうだ?」


「じゃあそれにする!ありがと!」


私はお会計を済ませて疾斗の所に戻った。


窓を見ると綺麗な夕焼け空。


夏は日が落ちるの早いからきっと結構時間は遅いはず。


腕時計で時間を確かめると針は7時をさしていた。


「もう7時だし、帰ろっか?」


「ああ」


2人で帰りながら見た夕焼けは一段と綺麗に見えた。

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