すでに恋は始まっていた
「青って印象的だったからね。それで?今も持ってるの?」
《中学の時は先生に隠れて毎日持ってきていたような…》
「うん!ほら!」
私はバックの中から行く前に入れてきた箱を出して見せる。
「うわ…別に高校になってまで持ってくることないでしょ」
「だって私のお守りだもん!」
そう言って箱の蓋を開けると、一輪のドライフラワーとなった青いカーネーションが出てきた。
昔もらった大切なカーネーション。
枯れてしまうのを悲しんで泣きわめく私のためにお母さんがドライフラワーにしてくれたの。
《中学の時は先生に隠れて毎日持ってきていたような…》
「うん!ほら!」
私はバックの中から行く前に入れてきた箱を出して見せる。
「うわ…別に高校になってまで持ってくることないでしょ」
「だって私のお守りだもん!」
そう言って箱の蓋を開けると、一輪のドライフラワーとなった青いカーネーションが出てきた。
昔もらった大切なカーネーション。
枯れてしまうのを悲しんで泣きわめく私のためにお母さんがドライフラワーにしてくれたの。