すでに恋は始まっていた
「借り物競争に出場される選手は入場門へお願いします」


(あ!アナウンス!)


私がワクワクしながら入場門へ向かっているとき…。


「日菜!」


声のした方を振り向くと、そこには疾斗・光・圭介がいた。


「みんな!」


手を振りながらみんなの方へ駆けていく。

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