すでに恋は始まっていた
私達はどこに行くか話し合った結果、カラオケに行くことになった。


私、歌にはちょっと自信あるんだ!


カラオケに行く途中も疾斗はずっと不機嫌。


誰も近寄らせないオーラを放ってむすっとしている。


(そんなに嫌なのかな?)


そう考えると、私の独断で決めたのが申し訳なくなってきた。


私は話をしているみんなの輪から離れて、後ろをついてきていた疾斗の近くへ行った。

< 254 / 363 >

この作品をシェア

pagetop