すでに恋は始まっていた

緊急会議と秘密の裏庭

「あ!疾斗〜!」


「日菜」


私達が待ち合わせたのは裏庭。


一般生徒は知らなくて、超極秘の場所なの。


秘密の話とかをする時にうってつけ!


花と緑がたくさんあって、中央には噴水。


砂利が敷いてある小道をたどった先にはテラスなんかもある。


天井は透明の壁でドーム状に囲まれているから、虫や鳥なんかも入ってこられないし夜には星空だって見える。


とっても綺麗な場所なんだ!


ここで待ち合わせをしたのは疾斗だけじゃなくて、レトワールのみんなもいる。


今日ここには来ないけど、樹君も裏庭の存在を知っている。


樹君はレトワールじゃないけどみんなで話し合った結果、信頼できるから教えてもいいことにした。


もうレトワールのメンバーみたいなものだし、誰も異論はなかった。

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