すでに恋は始まっていた
樹君の指差す方を見ると、そこには私の大嫌いなジェットコースター。
近くにある看板には『日本一の高さを誇る!スリル満点のジェットコースター!』と書いてあった。
「い…樹君?これじゃないジェットコースターに…」
そう言いながら樹君の顔を見ると、これ以上にないほど顔が輝いていた。
(うっ…こんな顔されたら言いたくても言えない…)
「ほら!日菜行こう!」
結局言えないまま樹君に手を引かれ無理やり列に並ばされた。
(列が長いからまだ時間はあるし…逃げられるチャンスもあるかも!)
近くにある看板には『日本一の高さを誇る!スリル満点のジェットコースター!』と書いてあった。
「い…樹君?これじゃないジェットコースターに…」
そう言いながら樹君の顔を見ると、これ以上にないほど顔が輝いていた。
(うっ…こんな顔されたら言いたくても言えない…)
「ほら!日菜行こう!」
結局言えないまま樹君に手を引かれ無理やり列に並ばされた。
(列が長いからまだ時間はあるし…逃げられるチャンスもあるかも!)