すでに恋は始まっていた

メール

「ん…」


大きく背伸びをする。


昨日みんなのことを考えていてよく眠れなかったからか、すごく早く起きた。


時計を見るとまだ朝の4時半。


(すっごい早起きしちゃった)


2度寝しようかと思ったけど、2度寝すると逆に起きれなくなっちゃいそうでやめた。


リビングへ行って電気をつける。


お母さんも起きてないから朝ごはんがない。


何か口に入れたかった私は、お湯を沸かしてコップに粉を入れてココアを作った。


「おいし〜」


もしかしたら返信が来ているかもしれないと思って携帯を確認。


(あ、1つ届いてる!)


そのメールはみんなからじゃなくて、疾斗からのメールだった。


23時24分って書いてあるから、昨日の夜に届いたんだと思う。

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