すでに恋は始まっていた
友情の代償
「よし!友達になったんだし、良いこと教えてあげる!」
「え!やった。何?」
すぐに顔を輝かせる。
私は葉月の耳元で口に手を当てた。
「大きな声じゃ言えないから、小さい声でね。実は…私がもう1人のレトワール1位なの!」
葉月の反応を見るために耳元から顔を離して正面から葉月を見る。
「………え?」
《…………》
心が読めるって教えた時よりも固まっている。
(頭真っ白になってる!何も考えてなくて心読めない人なんて初めてだ!)
思考が停止している葉月に「今度は私の番!」と言わんばかりに、泉が私と同じ行動をとった。
「私は、ここの理事長の娘だよ!」
「………はい?」
「え!やった。何?」
すぐに顔を輝かせる。
私は葉月の耳元で口に手を当てた。
「大きな声じゃ言えないから、小さい声でね。実は…私がもう1人のレトワール1位なの!」
葉月の反応を見るために耳元から顔を離して正面から葉月を見る。
「………え?」
《…………》
心が読めるって教えた時よりも固まっている。
(頭真っ白になってる!何も考えてなくて心読めない人なんて初めてだ!)
思考が停止している葉月に「今度は私の番!」と言わんばかりに、泉が私と同じ行動をとった。
「私は、ここの理事長の娘だよ!」
「………はい?」