傷だらけの歌姫
荘「俺の傷みをしろよ!!!!」




バンッ




「ぅ…………渉。


だいしょうぶ⁇」






渉「それより美歌……お前なんで俺なんか守ったんだよ!!!!」





「大好きだから。
ごめんね……。」




私にはまだやらないといけないことがある。




「荘…………目を冷めしなさい‼︎


そんなことしても恋人は帰ってこないわ!!!!」





荘「美歌、お前に何がわかる!!!!



あの世界の中でやっと見つけた愛する人なんだぞ!!!!


それなのに…………それなのに……渉があいつをたぶらかしたせいで死んだんだ!!!!



俺の婚約者を返せよっ!!!!」





「そんなことをしてももう帰ってこないの!!!!




あなたは次期社長よ!!!!


そのあなたが今こんなことしていいと思ってるの⁉︎



今やめればあなたが失うものは少なくって済むわ!!!!」





荘「知ったような口で言ってんじゃねぇよ!!!!」





「同じ世界で生きてきたもの知ってるわ!!!!



それに考えてみたことある?



次期社長が問題を起こして会社の売り上げが悪かった場合部下は仕事を失うわ。




そしてその家族は今の暮らしができなくなるわ!!!!



私達には社員の生活がかかっているのよ!!!!



それをわかってるの???」






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