傷だらけの歌姫
「春馬!!!!」



渉「⁉︎


美歌か……気を失ったが大丈夫か?」



「うん……大丈夫。


それより渉……春真は??」




渉「ここにいるけど……


つか……お前……記憶が……」





私は静かに春真を渉から受け取った



「戻ったよ……

また……お父様達に助けられちゃった


ごめんね……


忘れて……」





ギュッ



渉「いいんだよっ!!!!


お前が俺らのこと思い出してくれれば」





「ありがとう……」



渉「もう……退院できるからしよう。

春真と一緒に……


3人で暮らそう……」






「うん!!!!」





いろんなことがあったけど私このために生きてきたんだね……




生きててよかった……



春真に会えて……産めてよかった





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