動き出した、君の夏
『やったぁぁぁ~~っお昼~~っ♪』

この開放感は、授業中に睡魔と闘った人しか分からない!(笑
大きく伸びをしてバッグから財布を出した

『夕っ』
「ん?」

挨拶してるときも熟睡してた夕が、ようやくお目覚め
眠そうな顔をして振り返った(その顔も大好き!!)

『お昼食べよっ!』
「んぁ…悪り。昼休み野球部で何かやるみたいなんだわ」
『そっか…じゃあ瑞希と食べるね!』
「おう。悪りーな」
『ううん!』

「ゆーうーーっ」

笑顔で答えた瞬間、教室のドアから裕樹が夕を呼んだ
あたし達4人の中で、唯一違うクラスになっちゃったかわいそうな裕樹(笑

「行こーぜっ」
「おー。じゃーな」
『うんっ。瑞希ーっ。お昼食べよーっ』

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