動き出した、君の夏
「三村!悪りぃっ!!;」
夕がグローブを外しながら
「俺がボール受けんのしくっちまったから!!」
『いや、大丈夫だから…』
「マジ悪りぃ!!;何?耳打った?」
そう言ってあたしの後ろにしゃがんで左耳にかかっていた髪を退けた
『え?いや、マジで大丈夫…』
細い指で、あたしの耳に触れた
「あー、擦ってんな…」
『だっ…だだだ大丈夫だからっ!!!!』
ザザザザザっ
勢い良く後ろに下がってかなりの距離を開けた
「…そーか?悪かったな三村!」
『う…うんっっ』
「それにしてもすっげぇ反射神経だよなー三村」
あたしは相当ドキドキして呂律(ろれつ)が回ってないのに
夕は平然と喋り続ける
The 天然…
「おい村松!!!!ボサっとしてんな!!!!」
「あ、ハイっ」
夕がグローブを外しながら
「俺がボール受けんのしくっちまったから!!」
『いや、大丈夫だから…』
「マジ悪りぃ!!;何?耳打った?」
そう言ってあたしの後ろにしゃがんで左耳にかかっていた髪を退けた
『え?いや、マジで大丈夫…』
細い指で、あたしの耳に触れた
「あー、擦ってんな…」
『だっ…だだだ大丈夫だからっ!!!!』
ザザザザザっ
勢い良く後ろに下がってかなりの距離を開けた
「…そーか?悪かったな三村!」
『う…うんっっ』
「それにしてもすっげぇ反射神経だよなー三村」
あたしは相当ドキドキして呂律(ろれつ)が回ってないのに
夕は平然と喋り続ける
The 天然…
「おい村松!!!!ボサっとしてんな!!!!」
「あ、ハイっ」