動き出した、君の夏

悪天(夕side)

――ポツ


『ん?』

エナメルに、水滴が1つ
空から落ちてきた

上を見上げると、ぽた。ぽた。と2つ3つ




ザアアアア―――


「雨ッ!?」
「いきなりだなオイ!!」
「マジかよー??」
「有り得ねぇ…」

いきなり雨が降ってきやがった

『…マジかよ…』

丁度、第一試合が終わって、グラウンド整備中だった


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