動き出した、君の夏

観に行くから

ごんごんっ

『はーい』

ドアを開けると、瑞希が立っていた

「野球部、帰ってきた!!」
『マジで?』

急いでエレベーターに乗った
今日は、あたし達の方が先にホテルに戻ってきた

ロビーに出ると、ドアの前で野球部のバスが止まっているのが見えた
ロビーに居る人達に五月蝿くならないように、静かにドアに走った

ドアを出ると、皆がバスから降りてきているところだった

『皆ぁっ!!決勝おめでとうっ!!!!』
「何か3回までヤバくなかった??」

「おーっ。千夏と瑞希ーっ」
「瑞希さん、千夏さん、今日はおめでとうございます!!」
「お疲れ~」

『野球部もねー^^』

笑い合いながらロビーに入った
こんな汗臭かったら、きっと迷惑だろうね(笑

カウンターのところの行くと、案内役の女の人が笑顔で言ってくれた

「お帰りなさい。明日、頑張ってくださいね^^」
「「「「有り難うございます!!!!」」」」
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