動き出した、君の夏
震える手で、瑞希に画面を見せた

「は?」
『ゆ…ゆゆゆ夕から…メールがっ…』
「…まさか、初メール?」
『うん…』

震えながら頷いた
すると、見事に鼻で笑われた

「あんさぁ、普通、交換したその日に電話かメールはするでしょ?」
『だだだって緊張するから…』
「にしても震えすぎ(笑」
『……(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル』
「ってか、とりあえずメール見ろよ」

『…あ、そーじゃん』

さぁっ
記念すべき初メール!
内容は!?

瑞希からケータイの画面を見えなくして、コソコソ読む









『マジですかぁぁ!?』
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