動き出した、君の夏
ヒュッ
「…ッふ」
カキンッ
ヒュッ
カキインッ
その空間には
ピッチングマシーンがボールを投げ出す音
夕のバットを振るときの吐息の音
ボールがバットに当たる音だけが響いていた
『……ホントだ…』
「あ」
顔を上げた夕と、目が合った
「三村!狩野!!」
「…ッふ」
カキンッ
ヒュッ
カキインッ
その空間には
ピッチングマシーンがボールを投げ出す音
夕のバットを振るときの吐息の音
ボールがバットに当たる音だけが響いていた
『……ホントだ…』
「あ」
顔を上げた夕と、目が合った
「三村!狩野!!」