動き出した、君の夏
『はい』
「…あれぇ?何してんの」
裕樹にタオルを差し出すと、素っ頓狂(すっとんきょう)な声を出された
『いやー…期間限定マネージャー的な…(笑』
「梶原のアホに手伝わされてんだよ」
滅茶苦茶に不機嫌な顔をして、瑞希が裕樹に水筒を押し渡した
「お、さんきゅ。エライ嫌そうだな」
「嬉しい要素がどこにあんだよ」
瑞希が裕樹を睨み付けた
睨まれた裕樹は声を高くして「こわーい」と呟いた
『あはは(笑)。はい夕。お疲れ~』
「おう!さんきゅ!!」
もう…陸部退部してマネージャーになろうかな!?
汗をいっぱいに浮かべた夕の笑顔は、超キラキラ輝いていた
「マジで見に来たのな」
『そりゃあ野球部の練習って見てみたかったし。約束したしね?』
嘘。約束してなくても見に行った
野球部の練習って言ったけど、夕ばっかり見てたし
『どーよ。春の甲子園は』
「んー…ま、ウチの学校は強ぇから^^」
『じゃなくて!夕が!!』
「俺か?」
あたしが心配する人なんて、他に誰が居るんですか(笑
夕は、んー…と上を向いて黙り込んで
さぁなぁ。と返事をした
『さぁな…って…』
「…まぁ、分かんねぇけど、せめてベンチ入りは狙うわ」
『…うん。頑張って』
「おう」
『あ、あたしと瑞希、今年は5月の始めの大会出ないから、見に行けるかも』
「マジで!?」
『え?うん』
「じゃあ俺…試合出場狙うかな」
『へ?』
「やっぱ、彼女が来るんじゃあ自分のプレーしてる姿見せたいだろ?」
反則なんじゃないですか!?
あ、このセリフ去年の夏にも言った(笑
「…あれぇ?何してんの」
裕樹にタオルを差し出すと、素っ頓狂(すっとんきょう)な声を出された
『いやー…期間限定マネージャー的な…(笑』
「梶原のアホに手伝わされてんだよ」
滅茶苦茶に不機嫌な顔をして、瑞希が裕樹に水筒を押し渡した
「お、さんきゅ。エライ嫌そうだな」
「嬉しい要素がどこにあんだよ」
瑞希が裕樹を睨み付けた
睨まれた裕樹は声を高くして「こわーい」と呟いた
『あはは(笑)。はい夕。お疲れ~』
「おう!さんきゅ!!」
もう…陸部退部してマネージャーになろうかな!?
汗をいっぱいに浮かべた夕の笑顔は、超キラキラ輝いていた
「マジで見に来たのな」
『そりゃあ野球部の練習って見てみたかったし。約束したしね?』
嘘。約束してなくても見に行った
野球部の練習って言ったけど、夕ばっかり見てたし
『どーよ。春の甲子園は』
「んー…ま、ウチの学校は強ぇから^^」
『じゃなくて!夕が!!』
「俺か?」
あたしが心配する人なんて、他に誰が居るんですか(笑
夕は、んー…と上を向いて黙り込んで
さぁなぁ。と返事をした
『さぁな…って…』
「…まぁ、分かんねぇけど、せめてベンチ入りは狙うわ」
『…うん。頑張って』
「おう」
『あ、あたしと瑞希、今年は5月の始めの大会出ないから、見に行けるかも』
「マジで!?」
『え?うん』
「じゃあ俺…試合出場狙うかな」
『へ?』
「やっぱ、彼女が来るんじゃあ自分のプレーしてる姿見せたいだろ?」
反則なんじゃないですか!?
あ、このセリフ去年の夏にも言った(笑