片思いの距離
二人の顔を見るけど、温と柊は否定なんかしなくって
「まぁ、嫌でも目につくよ。男子高校生だからね。」
「べっ、別に俺はそんなんじゃねえからな!カーテン開けっぱのまま着替える若葉が悪いだからな!」
第一ボタンを開け、緩いネクタイのまま温と柊は必要な物を無造作に入れたリュックとバスケのシューズ入れを持って、私の入り口の方に向かってくる
「温と柊のエッチ!変態!スケベ!」
私はそう言って、二人の部屋から飛び出した。
階段をかけ降りていくと下には温と柊のお母さんがいて
「若葉ちゃん、いつもありがとうねぇ~あの二人、起こしてくれて」
と笑顔でいってきたから
「いえいえ!私もお世話になっているのでこれくらいは…」
「ほんと若葉ちゃんには甘えさせてもらっちゃってねぇ」