黒愛
1.初恋
16歳の夏休み。
私(りこ)は真っ黒だったロングの髪の毛を
明るい茶色にし、化粧もしてみた。
自分じゃない人が鏡の前にいた。
ドキドキが止まらなかった。
いわゆる高校デビュー。
中学生の時は学級委員長を務め
眉毛も剃ったことはない。
スカートもちゃんと膝下だし
先生にとても可愛がられていた。
成績もトップではないが優秀。
数学の問題を解くのが好きだった。
私は一人っ子で
両親は自慢の娘だと言ってくれた。
我慢していたつもりはない。
優等生と言われるのも好きだったし
行きたい高校に推薦入学で入った。
かなりの変身を遂げた私は
2学期の始まりみんなを驚かせようと
ワクワクして扉を開けた。
「えー!りこ!どうしたの!?」
「可愛いよー!」
「めっちゃ似合う!」
みんな大袈裟なくらい褒めてくれた。
1年生のクラスはみんな仲良し。
担任の先生も面白いイケてるおじさん。
毎日が楽しかった。
私(りこ)は真っ黒だったロングの髪の毛を
明るい茶色にし、化粧もしてみた。
自分じゃない人が鏡の前にいた。
ドキドキが止まらなかった。
いわゆる高校デビュー。
中学生の時は学級委員長を務め
眉毛も剃ったことはない。
スカートもちゃんと膝下だし
先生にとても可愛がられていた。
成績もトップではないが優秀。
数学の問題を解くのが好きだった。
私は一人っ子で
両親は自慢の娘だと言ってくれた。
我慢していたつもりはない。
優等生と言われるのも好きだったし
行きたい高校に推薦入学で入った。
かなりの変身を遂げた私は
2学期の始まりみんなを驚かせようと
ワクワクして扉を開けた。
「えー!りこ!どうしたの!?」
「可愛いよー!」
「めっちゃ似合う!」
みんな大袈裟なくらい褒めてくれた。
1年生のクラスはみんな仲良し。
担任の先生も面白いイケてるおじさん。
毎日が楽しかった。