黒愛
「あ、はい。どうぞ。」

この時私はまだ純粋な女の子だった。
なにも知らなかった。
一緒のベッドで寝るということが
どうゆうことか…

私は背中を向けて寝た。
少したって後ろから抱きしめられた。

「あ、あの…間違ってますよ?」

少し間が空いて

「え!?間違ってないよ」

私はまだ気がつかない。
だって結婚してる人は浮気なんて
するわけないと思い込んでいた。

キョトンとした目で顔を見ると
なおさんの旦那さんは笑った。

初めて笑った顔を見た。

私の胸はドキドキといけない鼓動を
奏で始めた。
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